千葉県弁護士会法教育委員会では、千葉市選挙管理委員会と合同で、市内の小学校を対象にした選挙授業を行っています。今回で4年目となるこの企画ですが、とても好評で、毎年希望校が殺到している状況です。先日2月1日に発行された「ちば市政だより」の市長メッセージにもこの選挙授業のことが掲載されていました。

内容としては、架空の市長選挙を実施し、3名の候補者が小学校程度の広い空き地にそれぞれ総合公園、図書館、病院を作るという公約を掲げ、演説をします。小学生は架空の市民として演説を聴き、質疑応答を経て、どの候補者が市長に相応しいかを選んで投票します。投票後は直ちに開票を行い、市長が決まるというものです。

3名の市長候補者役をそれぞれ弁護士が演じ、演説も各弁護士が個性豊かに実際さながらのパフォーマンスで行い、その後の投票も、選挙管理委員会の協力により実際の投票用紙、投票記載台、投票箱等を使用するなど、本格的なものとなっています。

選挙の仕組みを理解してもらうことはもちろんのこと、選挙が民主主義の根底を支える重要な制度であることを実際に体験しながら学べる有意義な授業になっていると思います。
好評につき、来年度以降も継続していく予定です。